【医学部学士編入】大阪大学・物理

宣言通り、今日からは、大阪大学受験の各科目のことを書いていきます。今回は物理です。


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物理科目の大まかな傾向


対策を行うにしても、まずは傾向を掴むというところが第一でしょう。どのような問題がどのようなレベルで出てくるのかをまずは知る必要があります。


過去の問題は大阪大学頒布会に掲載されています。
hampukai.wordpress.com


ひとまず過去の問題から分かるのは

①ほとんどの年が大問3問構成であり、力学+電磁気学+波動or熱力学、の構成である

②すべての問題を90分で解くには時間が足りなくなることが多く、よほどの実力がない限りは、解ける問題を見極める必要があり


ということです。


ちなみに余談ですが、物理は自分の受験の足を引っ張た科目となったのですが、今年は電磁気学と波動の2問構成となりました。力学と熱力学を得点源にしていた自分はここで大きくつまずき、29点という取ってはいけない点数になりました。


そして、各範囲において半分ほどは解けるようになることが目標となります。必要な過程を各分野において考えていきます。

(注)自分は物理化学ともKALSの教材を用いて勉強したため、独学で勉強したいという方には参考にならない情報が多くなることを断っておきます。独学で勉強する場合には、頒布会の合格者アンケートから教材を探すのが良いと思います。

各分野の対策

力学

力学は電磁気学と同じでほとんどの年で出題されます。そして、カバーしておくべきは質点力学剛体力学の2つです。

KALSの教材には流体力学も扱っていますが、過去問でこの分野を見たことはありません。時間がなかったら省いてもいいでしょう。

電磁気学

重要分野その2ですね。この分野は偏微分などの難しい公式が多く、特にMaxwell方程式のあたりが関門となるでしょう。

熱力学、波動(稀に原子)

サブキャラ的立ち位置ですが、この分野は基本問題が多くなるため、しっかり理解すれば大きな得点源になります。

勉強計画

上のものは本当に中身のない説明になりましたが、自分は、これらを以下のように勉強しました。


①初めの1か月(自分では3月に当たる)


全範囲を学習。初めのこの期間では、「理解すること」に一番の重きを置きました。自分でできるようになるかは後の問題演習でじっくりやればいいので、一度なるほどと分かれば次の範囲へ進みました。

KALSの授業では物理の範囲は15コマほどなので、「1日で授業を聞き、次の日に復習」という流れを15コマ分行ったというような具合です。もちろん15コマ目には初めの方は忘れますが、一度理解しているという事実が重要だと思います。

KALSの教材は少し不親切で、数式の中にも「なぜそうなった?」となるような部分が多く、そう言うところも、色々なサイトなどを引っ張って理解できるまで粘りました。阪大の入試では途中の算段も全て正確にかける必要があるため、ここはおろそかにしてはいけないと思います。


②次の1か月(自分では5月に当たる)


一度理解できれば、あとはひたすら問題演習に限ります。何度も何度も解いて、体にしみこませます。自分が扱った問題は、KALS教材の例題KALS教材のワークブック授業に付属している確認問題、の3つです。これだけでも膨大な問題量ですが、基本を染みこませて似た問題が出たら死んでも落とさないという気概で取り組みました。約1か月半で、このすべてを2周しました。

4月がスキップされているのは、この月は化学ばっかやっていたからです。


③次の1か月(自分では6/10くらいからに当たる)


さて、ここまでやってKALSの範囲はほぼカバーできましたが、これで大阪大学に対応できるのは、わずか2割ほどだと思います。

ここが大阪大学の厳しいところで、では何が足りないのかと言うと


数学力


の一言に尽きます。


例えば、

微分方程式の基本解が求められる

偏微分がスラスラできる

三重積分ができる

電磁ベクトルの外積を計算できる

などの能力が追加で必要になります。なので最後にここを仕上げないといけません。そしてここについては、


とにかく過去問を反復して解いてください。


上に書いたような能力は、この10年の間の過去問のどこかに必ず出てきます。なので、出てきたときに、同じような問題が出てきたときに絶対に間違えないという気概で復習をするべきだと感じました。

Googleで検索すればどこかの大学のレジュメなんかで解説されているものがありますから、それを参照にとにかく数式を反復します。


自分は過去問対策を開始したのが1か月前を切っていたためにここが十分にできず、得意な力学と熱力学にヤマを張ったため、電磁気学の三重積分に撃沈しました。確か2018年の問題に三重積分を扱う電磁気学は出題されていたため、ここは完全に自分の準備不足です。これから挑戦される皆さんには同じ思いをしてほしくありません。



まとめ


まとめると、

受験勉強の前半
KALSの教材で基本を忠実に染みこませる。ワークブックの問題はスラスラ解けるようにする

受験勉強の後半
過去問を反復し、問題を解くにあたり必要な数学力に関してはその場で鍛え上げる。


ここまで勉強できれば、よほどのことがない限り50点を割ることはないのではないかと思います。ただ過去問の中でも2015年だけは段違いに難しいので気を付けてください。合格者でも20点台がごろごろいました。


理系出身でも大学知識がない状況だとかなり難しい科目です。ただここさえ頑張れば合格が一気に近づきます。頑張ってください。



おわり。