自伝・過去

自分の意志はどこまで存在していますか?

酒が人を酔わせるのではなく、その人のもともとの本性を酒が暴くのだ、みたいな格言があります。 そして、それに感銘を受ける人がいます。そうだ、酒のせいにしないで自分を見つめなおせ、みたいに。 このように考えられる人を見たときに、羨ましい、と感じ…

集団からの撤退と始動

新年度になり、気持ちは不思議と安定してきている。 大学生という身分が消えたことで、何者でもない自分をぼんやりと俯瞰する。今まで1500円で見られた映画は1800円払わないといけなくなるし、学生証を見せると100円引いてくれた近くの定食屋での割引はもう…

京都大学卒業にあたり ―私の体はどこにあるのか―

京都大学を卒業した。学生の身分を終えた今、見えたものを大事にしようと飛び込んだ総合人間学部の二年の期間は一瞬で過ぎたように思う。 この2年の間、就活や院試の勉強に自分は励むことなく、卒業した後には無職の道をたどることになった。直接の原因とし…

嘘つき人間。

今でもよく覚えている。高校一年生の時、火曜日の一時間目は世界史の授業だった。 火曜日の朝、高校の最寄り駅についた時、僕は欠かさず行う一つの習慣があった。改札を出る時に駅員窓口を一瞥し、どこかの路線が遅延したことを証明する遅延証明書を探し、も…

黒い春と、怖かったコーチ

今年の春も、黒そうだ。二年連続で、黒い春を迎えようとしている。 部活動、二回目の引退。僕の部活生活は、二回目も続かなかった。 一年目は、言うまでもなくコロナと、あとは病気になったことで練習にもあまり行けなかった。 二年目は、コロナと病気が収ま…

人と付き合う、5%の法則

もし義務教育から「人間関係」を基準に成績が付けられていたら、僕は高校にすら進学できていないと思う。人と付き合う上で、何か重要なものが欠けているとも思う。しかし、人と一切の付き合いをしなくても良い人間はいない。だから、人間関係を構築するうえ…

3月が怖い。

厳しい寒さを終えて暖かい春がやってくるなんて、嘘だ。 卒業の時期が近づいてくると、何かモヤモヤしたものが近づく。 僕が楽しんでいいのかなという不安。あとは、それを迎えたかったはずなのに迎えられなかった人を思ったときのやるせなさ。 僕はなんで、…

論文なんて、やめちゃえよ。

ちょうど少し前に、卒業論文の審査会が終わった。Zoomで15分間喋って、学部の学系の先生に聞いてもらい、その後簡単な質問をされる。 あまり面白いイベントではなかった。今年、卒論関係で人と話したのは、研究室のコピー機を借りた時だけ。それ以外は全部オ…

消費されゆく”題材”としての自死

自分の中でパッと何かを思いついたときのような、そんな価値観の変化が起きたのは、去年の秋のことだ。 医学部の編入試験を受けていた僕は、滋賀医科大学の二次試験を受けに行った。一次試験では学力試験が課され、それをクリアした人間には二次試験の扉が開…

やくどし。

散々な一年だった、と感じる。 間違いなく今まで生きてきた中で、最悪の年だった。もちろん幸せなことも多々あった。それでも、今年の何かを思い出す時、それはほとんどが悲しい記憶である。 今年一年、医学部の学士編入を受験することを決め、戦ったが、全…

医学部学士編入について -2020年の奮闘の記録-

日に日に寒くなり、今年も残すところ一か月少しとなりました。ブログの更新を半年ほどさぼり、久々に書くことになりましたが、それは、京都大学卒業後の進路が決まったためです。その準備に今までほとんどの時間を費やしていたため、ブログにはほとんど手を…

悲しみを風化させ、故人と楽しく生きる

コロナウイルスの影響がどんどん強くなってきましたね。4月現在、京都大学も5月上旬までの対面授業は中止になり、あと1か月くらいの引きこもり生活が確定しました。 前回と前々回の記事はそれはもう暗い暗い記事でしたが、今回も暗いです、すみません。 様態…

過去の”僕の罪”は、いったい、どこで消えるのか

ちょうど二週間前に、京都自死遺族の会の例会に出向いた話を書かせてもらいました。 www.mattsun.work ここでその時に感じたことが、かなりその後も自分に大きな重りとしてのしかかってしまいました。一切の非はすべて自分にあるのでこちらが辛いというよう…

【1/11】京都・自死遺族の会 例会の記録

今回は、12/19の記事に続き、京都の自死遺族の会に関しての記事を書きます。今回は、例会に参加しました。 京都の自死遺族の会、通称「こころのカフェ京都」に関しての説明は、以下の自分の過去を参考にしていただきたいです。 www.mattsun.work www.mattsun…

2020年。日常に騙されない生き方はできるのか。

あけましておめでとうございます。 前回の記事からは二週間ほどと、かなりの時間が空いてしまいました。そろそろと思い、本腰を入れて色々と取り組んでいきたいと思っています。 ちなみに新年の第一歩として何かしたいと思い、TwitterとInstagramをアンイン…

【12/19】京都・自死遺族の会 フリースペースの記録

ちょうど2週間ほど前に、自死遺族の会のイベントに参加させていただいた旨の記事を書きました。www.mattsun.work www.mattsun.work そしてそれに関連し、同じ団体の主催する自助グループに参加してきました。今回はそのことに関して記事を書きたいと思いま…

「京都・自死遺族の会」と、僕の鬱。【後章】

鉄は熱いうちに打てと。この感情、この思い、色々と、すべて忘れないために、早めにしっかりと記しておこうと思います。数日前に書きました記事の、続編です。まだお読みになっていない方は、こちらからご覧ください。 www.mattsun.work 前回では主に、自死…

「京都・自死遺族の会」と、僕の鬱。【前章】

今回、そして次回に書かせてもらうこの記事は、かなり魂を使って書くことになるだろうというのを、あらかじめここに示しておきます。 自分が生きている意味というものを初めてここに疑い、そして自分の脳は時間を止めたように停止し、虚無な時を少しの間生き…

京都大学で転学部をした話。

はじめまして。題にあるとおり、京都大学で転学部をしたお話です。このためだけに初めてブログを書いてみました。稚拙な文章になるかもしれませんがお許しください。 決意までの経緯 情報が、あまりにもなかった。 事前の調査について。 ①まず、研究室を訪問…