作品鑑賞

読書レビュ―【2021年度上半期】②

前回の続きです。 www.mattsun.work ******************* 『正欲』朝井リョウ 正欲作者:朝井リョウ新潮社Amazon 自分が書きたかったもの、先回りして書かれました、感。 全部言葉にされた、悔しい。 たぶん該当する人にとっては、一番初…

読書レビュー【2021年度上半期】①

一か月もブログを書かなかったのは、今年になって初めてです。なんとPV数はみるみる減り、お小遣い程度に稼げていた広告収入も半分ほどになりました。 書くことがなくなってきた、というより、あまりに日常生活で刺激をもらうことが減ってきている気がして、…

本を読むことに意義はあるのか

なぜか小学校の頃の記憶で鮮明に残っているものがある。クラスの三十人ほどで、討論を行う授業だった。 題は「本とテレビはどちらがいいか」だった。 どちらの立場で討論に参加するかは各自で決めていいとの事だったので、僕は迷わずに本側に着いた。そうし…

【まとめ】2月に読んだ本

今月は思ったよりも読書がはかどらなかった。理由は1冊目の『倫理学入門』に1週間もかけてしまったこと、など。 『倫理学入門』品川哲彦 『 名も無き世界のエンドロール』行成薫 『完全自殺マニュアル』鶴見済 『ファーストラヴ』島本理生 『ドクターデスの…

【後編】自死の予防因子について―『生き心地の良い町』より―

昨日の記事に続き、今回は後編を書きます。先に、こちらの記事をお読みください。 www.mattsun.work 前回の前編では、自死の予防因子として重要な心理的背景に関して考察をした。今回はそれとは異なり、この本の中で述べられている、歴史的及び地理的背景に…

【前編】自死の予防因子について―『生き心地の良い町』より―

先月末に読んだ、岡檀さん著の『生き心地の良い町』が、かなり名著(このような表現だと上から目線ですが)だと感じて、刺激を受けたので、その内容を今日と明日にわたってまとめてみることとした。生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある作…

元気をもらった曲。ご紹介。

たまには息を抜いた記事を書こうと思って、ただただ、今まで元気をもらった曲を紹介しようと思う。 やはり、人の声を聞くというのはとても重要なのだと思う。 僕の場合は、マジでこの世からいなくなりたい、くらいに思ったときに聞く曲を選んでいるので、ど…

【まとめ】1月に読んだ本

一月に書く記事はこれで最後なので、読んだ本を一覧で紹介することにした。特に、今年からは読書をする量が圧倒的に増えた気がする。一月の前半は卒論でバタバタしていたのであまり時間を割かなかったが、後半から主に読書をはじめ、五冊読めたのでそこそこ…

「愚かである」ということ。―『愚行録』―

自分の愚かさに嫌になることがある。また、他人の愚かさに嫌になることもある。 前者はおそらく、どちらかと言えば内省的な人間に映り、褒められる人間の部類に入るだろう。一方後者は、自分の都合で周りを決めつけるような、自己的な人間に映ることが多いか…

『安楽死か、尊厳死か』ー要約と感想ー

新年になって、本を読むことが増えた。その中の一冊で、この本を買った。 安楽死か、尊厳死か (ディスカヴァー携書)作者:大鐘 稔彦発売日: 2018/09/26メディア: 新書 大学で自死の研究を行ってきたが、自分は安楽死に関する考察をしてきたことはほとんどなか…

”作者”が”作品”になる―『えんとつ町のプペル』を見て―

『えんとつ町のプペル』という映画を、先週に見た。 キングコングの西野亮廣さんが絵本作家として活動しているという事は映画公開よりも前から知っていて、近畿大学の卒業式のスピーチをたまたまYoutubeで見つけたことで、「ディズニーを超える」なんていう…

黒い羊

ちょうど一年前の今頃、非常に感銘を受け、心を打たれた動画がある。 www.youtube.com 大学を出た後は医学部に入ることを目指してみようと思ったころだったから、この先何が待っているのだろうとワクワクする気持ちと同時に、なにか突拍子もないことを始めて…